2025年11月8日土曜日

20251108 やはり圧倒的

 

数年前に、代々木に事務所を借りる時、まずなにもない部屋に、JBLの4348を置いた。それから自分で動かすこともできないようなマッキンの70キロの重さの、パワーアンプMC602を置いた。これはここで、ワーグナーを聴くためだったけど、実際に音を出してみると、まったくワーグナー向きではなかった。(前からわかっていたくせに。)むしろ古いJBL 4344Mk2のほうが適している。4344Mk2の時には、よく「夕鶴」聴いておりました。まついさんが覚えこんでしまって、おら、よひょうというもんだが、みたいなセリフ、言ってた記憶がある。よひょうだか、うひょうだか、忘れた。絵画分析教室では、いつでも、この4344Mk2で音楽かけていました。 4348は、しばらくして、ハイファイ堂に売りに出すことにしたけど、ハイファイ堂は嬉しそうにやってきて、その日のうちに、カタログに出して、そしてその日のうちに売れた。わたしが買った時よりも高い値段だ。買った人は、アンプも一緒に買っていた。 その前の半蔵門の事務所では、タンノイのターンベリーを置いていたけど、これもいまいちワーグナーには???だった。重心が、上寄りというのが良くなかったのだと思う。 で、いま、SRM-T8000の後ろスロットにDACボードUIM-1を挿して、SR-X9000で、ティーレマンのワーグナー聴くと、これはとても適していると感じる。いままでになく、どんな装置よりも、ワーグナー向き。いま神々の黄昏。 外づけDACとは比較にならないほど、UIM-1はSRM-T8000に染み込んでますね。考えてみると、外DACと、ドライバの間につなぐXLRケーブルが良くなかったこともある。これを改善するとなると、きっと、UIM-1と同じくらいのお金かかると思う。 なので、最近ずっと聴いてなかったワーグナーを聴いています。ヘッドホンの世界のオートグラフだ。SR-009sの時の神経質さがとれて、まろやかなワーグナーですが、SR-X9000は、SR-009sの上位版ではないです。別系です。スタックスの音イメージが、SR-009sに固定されていたので、違うスタックスに出会った。あれ、これスタックスだっけ?というような。

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20251108 やはり圧倒的

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