2018年5月21日月曜日

20180521 グレイに関して

数日前にグレイのハイブリッド種に関して書いたが、もう少し補足。
そもそも宇宙種族というか知性体は宇宙では数は増えない。しかし時間と空間のある世界では、存在は分割されて、もとに戻るまでに一時的に数が増えたように見える。つまり、第五元素ひとつは、四つの元素に分岐するように。あたかも四つあるかのように見えて、そのうちにもとに戻ってしまう。
グレイは四次元的存在で、それは時間をある程度自由に動くという点で、生まれた地点と、死ぬ地点という決まった時間・空間の座標に固定されて生きてはいないということだ。時間と空間に縛られた存在は、生まれて死ぬという現象を体験する。もちろんそれは幻想に過ぎないが。時間が自由になってしまうと、この生と死はなくなってしまう。死にそうになったらまた巻き戻すことをしてしまうわけだから。
四次元的な存在のグレイは、生まれもしない死にもしない。で、存在の数は増えない。これは肉体の数が増えないという意味ではない。中身同じで、数を増やすのはいくらでもできる。どこかを走っていて、残像が残るというようなものだ。これは増えるとは言わない。

で、地球は三次元世界で、カテゴリー1の惑星なので、時間と空間の縛りが強い。住人は特定の時間と特定の空間に地縛霊のように拘束されている。宇宙知性がこの一瞬で終わってしまう存在に興味を持つということじたいが信じられないことでもある。
で、創造の法則、生み出すというのは、数が増えることで、すると、振動密度が下がり、物質密度が上がるということが生じる。そもそも1なるものが増えてきたのだから、数が多くなるほど、それは分割魂のようなものとなり、存在は重たくなり、物質に近づく。宇宙では知性体の数はまったく増えていないのに、(四次元以上の世界で増えるという理屈が成り立たない。)地球では生まれてくる子供が増加する。これは分割残像が増えているという意味だが、ただグレイのように単純に映像のコピーが増えるということにならず、乱数的な組み合わせによって、分割魂が、もとの祖型とは微妙に違うものになっていくということに特徴がある。これは難しい問題を作り出す。もとにもどる道筋が見つかりにくい、ということだ。存在は孤立して、そして故郷を思い出せない。シュタイナーが言うように、混血した結果、人類は祖先の記憶を思い出せなくなった。死ぬ前に霊界と接点をつけるというのは、孤立した断片が、もとの場所との接点を見つけ出すということで、すると回収される可能性が大いに出てくる。

地球的な環境での増やす作用を考えると、グレイが地球人の母体を借りてハイブリッドを作り出すという前に、生まれてきた子供はすべてハイブリッドだということも意味する。
わたしは地球が日ごとに重くなっているので、離脱する必要があると説明したが、これは地球にある生産性に関係がある。創造すると物質密度が増えていくのだ。産みもしないし、死にもしないということにとどめておけば、つまり創造のプロセスを止めてしまえば、地球は重くなったりしない。
グレイは自分たちの進化のカギを、地球に見出したというのは、自分たちの資質の中にある特定のものを改良した混血種を、地球ならば生み出すことができるということを発見したとも言える。そしていったん生まれたら、その後の成長は違う場所で行う。彼らは未来から過去にやってくることも可能なので、自分たちの種の特徴の中に、まださらに改良点がある時には、その原点にまで戻ってきて、注文を出すか、いじるかする。2300年の時期の者が、1980年に戻ったり、と。
創造する、生み出すというのは、崖落としというイメージで説明してもいい。わたしはよく生まれてくる前に山の上にいて、そして崖から落ちて、この世界に生まれたという話を書くが、生まれてくるというのは、振動密度が落ちて、つまり天国から追い出され、そして物質密度が高くなり、茶色の水、すなわち泥と水が混じったところに埋もれていくということだ。この泥水は、イザナミとイザナギの泥をかき回しているイメージを借りていると思われる。

このわたしのイメージを利用した夢を今日見た。
古いビルのエレベーターに乗って下に降りようとした。その時エレベーターの箱の中に、ベビーカーがあり、そこに女の子の幼児がいた。しかしほかに誰もいない。ひとりでこれからどうするんだ?と思っていたら、ドアが開き、目的の階に着いたが、直前に、この幼児の母親が出現して、幼児の背後にいた。しかしベビーカーには触れておらず、まるで電磁誘導のように、母親が動くと、幼児のベビーカーも動いた。母親は左手に、長方形のリモコンのようなもの、あるいは金属片を持っていた。それが一瞬光ったように見えた。母親は幼児を認識しているように見えない。それにベビーカーに触れてもいない。しかしそのままふたりはドアから外に出たように思う。
母親はまるで亡霊のようか、あるいは夢遊病のようだった。
これをグレイのハイブリッドの話に変えてみると、母親は自分がこの娘の親になったことを知らない。それは電磁誘導のような形で連動するが、直接そこに物質的に触れることはない。
地球の生産的機能を一回だけ活用する。母体との関係は隠される。母親は亡霊のようか、夢遊病のようかというのは、眠りの中にあり自覚していないということだ。母親の中層重心の意識がH48という地球平均水準にあれば、この顛末はずっとわからないままだろう。いわゆる遮蔽記憶の中に全部畳み込まれてしまい、一生思い出さない。

四次元的存在のグレイは、一時的に三次元世界の分割・転落機能を活用して、異なる要素を混ぜて、自分たちのコースの折り返し点から先を少し変更する。今の地球上で、たくさん子供が生まれ続けるのは、地球がしだいに重くなっていくことをあらわしているので、ここにはたくさんの選択肢がある。第二地球にはこの生産機能はない。たとえば、地球で受胎し、結果としての子供は、違う惑星とか第二地球に行って育つ。そもそも宇宙存在は増加しないという意味では、新しく生まれるなら、前のボディはなくしたほうがいいので、これは仙道のように陽神が肉体を飲み込むというのは理にかなっている。増やさないように、それでいて変化していくことだ。増やせば転落する。生まれたのち、違う場所で育つというのは、そのまま自分にあてはめてほしい。陽神とかトゥルパを作り、そして第二地球に運ばれて行き、そこで暮らすということだ。
わたしはアントロポースが町の中に3パーセントいれば、その町は戦争も殺人もなくなり平和になるというマハリシ流のことを書いたが、3パーセントまで増やすのが大変な時には、反対に、97パーセントの人数を減らすということもあると提案するグループもいる。3パーセントは増えないが、比率としては大きくなるからだ。この手の考え方は大本教的だ。















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