2020年11月8日日曜日

20201108 排泄の話

 人間の三分節とは、思考、感情、身体の三つの関係を言います。ヨガの言葉だと、馬車、馬、御者です。で、この三つのレベルで、それにふさわしい新陳代謝があります。つまり三角形の図のように、位置決めとしての中心軸、その下に陰陽の分岐がある。思考においては、何か印象を受け取り、それに対して自分の意見とか考えを言う。これが陰陽活動です。

 感情レベルにおいては、呼吸運動。吸い込んで、吐き出す。最後の身体レベルにおいては、何か食べて、排泄するというものです。この三つは、連動するべきですが、この世界に生きている人は、この三分節はばらばらです。なのでシュタイナーは三つをわけて、その後再統合するということを言うし、この分離、再結合は、西欧魔術の団体の基本姿勢です。グルジエフも、人格の解体と再結合をワークでしていったので、途中を見た人は引いていきました。自分はまともであり、こんなだらしない解体状態は、自分にはふさわしくない、と。自分の現実を知らない人は、たいていの場合、自分はまともであるとみなします。

で、思考と感情と身体が連動し、タイムラグのない人は、自分の考えを発表するということと、排泄するということが連動します。すくなくともちぐはぐになりません。自分の考えをはっきり言える人は便秘しません。「産みの苦しみ」という言葉がありますが、これは自分の考えを言いたいけど、なかなかまだ模索中。でも、やっと言いました、という時に、すっきりと産むし、これはすっきり排便したということと同じです。統合化された三分節においては、思考と身体は連動するのです。

精神が反映された物質生活をする人は想念活動と身体コンディションは同じで、そこにずれはありません。わたしは地球のいろんな地域のさまざまな特徴、このバラエティは、腸内フローラの特性と同じと言いました。(本に書いています。)腸の中の光景は、地球の反映。つまり地球をマクロコスモス化したものです。腸と脳は鏡のように互いを映し合うもので、これも中国の陰陽魚の図と対応しているので、何か言うというのは何か排泄するというのと同じなんです。




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