アストラル体の独立結晶は、二極化を解消した性センターの上に立つと書いたが、このためには本能センターから受ける偏向を修正しなくてはならない。個人の癖だけでなく、その背後にある家系カルマとか、また伝統、歴史、地球的カルマとかそのようにいつまでもだらだらと連続する「慣性歪」を、本来のアストラル体の個性の地上的反映というものに訂正するには、修正するためのリファレンスが必要で、それでいて修正しないことにはリファレンスたるアストラル体の結晶がうまく作れないという堂々巡りもある。タロットカードでは、12吊られた男はヤコブの梯子に足をかけ、地上には接していないので、天上的ヴィジョンを育成しやすい。そこで計画書をしたためて、その後13死神で地上を粛清、すなわち本能センターにメモリーされたデータの不要部分をデリートするのだが、12吊られた男の段階ではちゃんとしたアストラル体の結晶は作られていない。とはいえ、わたしはタロットの数字とサインの数字は似ていると説明したので、12のうお座では、アストラル体結晶を作り、最後は30度で巨大な岩の顔として、硬い個性を作ると説明しているのだが。うお座の段階では、12サインが地球的アカシック盤であるというように、宇宙に飛び出すことはない。つまりは宇宙の中での衝撃に耐えられるようなアストラル体を作るために、13以後のカードのプロセスがあるという考えもできる。つまりいちおうは12吊られた男の段階で、アストラル体の計画書はあることはある。12番カードと似た魚座の支配星の海王星は、アストラル体のイメージを想像させる。これらが正しいかどうか確認する方法は、それを見て死ぬほど楽しいかどうか、というもの。アストラル体は楽しすぎて肉体を破壊する性質もあるので、これが手に入ったら死んでもいいと感じさせる。死んでもいいというのは死を超えた楽しさであり、つまりはアストラル体なのだ。強引な話、12進法という変則的なカウントで考えてみると、二回転目のいて座で、21世界のカードになる。ここでは16塔あるいは神の家で、かに座の宇宙のおうちを探し、そこに帰る。
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