2018年11月26日月曜日

20181126 夢と身体性の分離

タロットカードをホドロフスキーは10で分割して、二階建てとして解釈する。で、わたしはいつものように9で分割している。金星人持込説だと7で分割するという話だが、これはちょっと不自然なものに見えてくるのは、複数の7の原理をフーガのように結びつけるインターバルを入れることができないので、自由性がないからだ。舞台裏の要素を組み込めない。これを組み込むと9の分割になるのだ。で、ためしに今は12の数字で分割しているのだが、12は吊られた男のカードでもあり、つまり12進法的な分割は夢見の体系というものになるということだ。それに二回転目は、13死神から始まり、これは地上の活動の停滞・停止を示すので、地上活動するな、吊られたままでいろ、つまり身体はじっとして眠り夢見をしてくれという体系だ。吊られた男は12魚座と同じ意味なので、魚座は基本的には地上の情報を拾うことはない。ヤコブの梯子から持ち込んだ情報のみを扱い、この姿勢を基にして13死神の行為がスタートする。逆に12吊られた男の夢見がないなら、13死神も何を粛清していいのかさっぱりわからなくなる。12進法タロットは、地上生活に貢献しない、地上に無関心な体系になるので、これはこれで極端で面白い。で、ミンデルは夢と身体症状が対応しているという説もあるらしいのだが、これは夢の初期段階であり、やがては夢は離陸してエーテル体体験になっていくので、すると身体とは可能な限り切り離されていく。ただエーテル体は肉体から離れないので、糸でつながっており、その結果として夢の体験では、地上での記憶が借用される。知っている人が夢に出てきても、それは知ってる人とは何の関係もなく象徴として利用されているだけだが、記憶の型として夢はそれを利用している。死ぬとエーテル体は肉体と離れるので、地上的な記憶がほとんど消失し、人間の形も思い出すことがなくなる。つまり死後の準備をするには、夢見の中で、地上的な形態を次々とかなぐり捨てることが重要で、これも二回転目の13死神のスタートに対応している。で、宇宙人は宇宙船に乗ってやってくるというのも、ずいぶんと地球的で、頑固な信念体系でもあるので、この発想はやめたほうがいいのでは、と。


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