坂口恭平氏が自費出版する理由はいまひとつ理解していないが、大きな理由は、自分が書く本にどんどん反社会的な内容が増えるからでしょうか。出版社から出す本は、出版社が社会の中で歯車のような立場にあるので、どうしても今の旧社会に順応的な内容を書くしかない。
なので、思い切ったいいたいことを書くなら、自費出版しか選択肢がなくなりますが、それ以外の理由としては、通常の本は書いて出版されるまでに時間がかかり、これがリアルタイム活動に即したものとならないということもあるでしょう。忘れたころに本が出て、これいったい何の本だったかなー、今自分は違うことに忙しいんだよ、と。坂口恭平型の人なら、このタイムラグは生存に支障をきたすような影響があると思う。
ばっと書いて、ぱっと出すということならば、noteとかkindleとか、たくさんある。noteの場合には、出した後で、途中から編集、訂正することもできる。読者に黙って、こっそり訂正することも可能。
世の中ではテレワークが盛り上がっているというのは、本にあてはめると、現物の本でなくオンライン本が増加するという意味でもあるよ。
こないだ雑誌のインタビューで、インタビュアーは「わたしは現物の本が好きなんですよ」と言ってて、カメラの前に現物の本を見せていました。現物の本がいいのならば、自費出版して、それをアマゾンで販売すればいいですね。いまわたしの周囲には、書店がないので、週アスもステレオ誌も何か月も、一年以上も読んでいません。ステレオ誌をアマゾンで買えばいいけど、でも一日か二日遅れるということで、まったく買う気失せていて、一度も買ってない。買ったとしても、三十分ぱらぱらっと見て、処分してしまうんですけどね。
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