2018年4月24日火曜日

20180424 ホロスコープの正しい解釈

いつもグルジエフ式に、地球的知性の平均水準をH48だと説明している。これはさまざまな印象に同一化して、自分を失ってしまいがちな意識だ。印象の中に眠り込むので、目覚めた人から見ると、この世界に住んでいることは、じっと立っているたくさんの樹木が並ぶ森の中で、自分がひとり歩いているような気分になる。
この世界には、もちろんたくさんの印象があり、ヒトがそれぞれにばらばらに同一化して没入すると、それぞれが没入している互いの印象の関連性は見えなくなる。それぞれ互いに無関係に存在しているかのように見えてくる。結果として、自分の目的や意図とは無関係なものがこの世にはたくさんあるのだと思う。つまり偶然的なものがたくさんあると。そして印象に没入した人は、互いを理解しなくなる。喧嘩をし戦争をする。地球環境に対して危機をもたらす可能性はある。

H48が中層重心で生きる哺乳動物的人間は平和を保てない。個別の無関係に見える印象に没入するために、そこに利害が生まれ、敵愾心が発生するからだ。マハリシは目覚めた意識の人が町に3パーセントいれば、その町は平和を保てると言ったが、太陽の仲介者が3パーセントを下回ると、地球は月の側に引っ張られ、重くなっていき、意味のない偶然性は増加するし、あらゆる体験が重くなる。この環境が重くなることに対して、すでに後戻りできないと判断された段階で、3パーセント前後いた人々つまりスタピには、帰還命令が出され、それぞれの星系に戻る。ギリシャ以前には地上に神々が住んでいたが、彼らはある時期に消えたというのは、そのときの地球の振動密度の面で、やはり二分化が起きて、帰還命令が出たからだ。つまり段階的に、地球世界はすこしずつ重くなっている。実は地球ではなく、これは人類が住んでいる地球印象世界ということだが。

政治的支配者の中にも、あるいは権力の成り立つところに、この3パーセントの存在はあまり多くない。権力は集団化されたものの中でしか成り立たず、そこで力を持ちたい人は、集団化欲求が強く、つまり権力とか力を持ちたい人は基本的にさびしい人で、3パーセント人間はそれにほとんど興味を持たない。コリン・ウィルソンは支配的5パーセントといったので、誤解された。支配的というのは権力的とか集団に対しての支配的性質を持つのでなく、自主的、自立的というものだったのだが、それをもっとはっきりと説明するべきだった。権力を持つ人には、この5パーセント内人間の比率が比較的少ないことを。

ホロスコープの解釈では、H24意識が必要だ。この全惑星意識は、惑星上においては不死であると説明し、また惑星には振り回されないと説明したが、反対に及ぼす作用として、いっけん無関係に生じる印象に対して、全惑星意識から、共通の意図で貫かれた関連性を発見する。印象に眠り込んだ惑星意識を、ゆすり起こして、惑星意識を統合化し、全惑星意識の管理下に統一する。意図のもとにあらゆる現象が発生し、そこに偶発性(意味を失って孤立した現象)は存在しないと言う。

たとえば、教科書で、火星と冥王星のスクエアは事故とか、事件と書いてあるとする。すると、関連性を見出せず、印象に食われるH48意識は、それを自分とは関連なしに、この配置が来ると事故が起こるなどと考えたりする。この自分とは関連なしに起こる出来事を偶発的な出来事という。もし事故が起きても、そこに何の意味があるのかわからない。
またある人は、自分がある星と星の関係で、これこれという解釈をした場合、ほかの人にも同様のことが起こると思い込む。これも本人の意図、高次意識との関連性を考えられないことから来ている。人に対してできない場合、自分にもできないのだ。

天体配列は、大きな自己がビリヤードをしている盤のようなものだと思うといい。たとえば、わたしはn太陽にトランシットの冥王星がスクエアの時、交通事故で骨折したが、いちおう一年前にこういう予定というのは夢の中で教えられていた。死なない程度に事故って、テスカトリポカに回帰してほしいという意図だ。人工的に作られたハリボテの蛇がいて、わざと、夢の中で、人工的でハリボテの形を強調していた。にわか造り、これは演劇みたいなものだと。こういう場合意図が、占星術というビッグクロックを利用した。すると、教科書に書いてある天体配置の意味とは違う応用例もたくさん出てくるということだ。全惑星意識が惑星意識に降りてくると、それぞれの意味を再構築し、惑星はばらばらに働いているのではなく、全部が関連づいたダンスみたいなものをしているとわかるし、そのように解釈する。

全惑星意識が関心を失うと、惑星はそれぞれが自分の夢の中に没入し、いやな隣人のことを忘れる。したがってホロスコープを誰かに読んでもらえば、その読み手が全惑星意識を活用しているかどうか、偶発性の手に委ねていないかどうかはわかるだろう。自分の統合意識としての全惑星意識を発揮することに自信がないと、教科書を書いた人のスタイルに、丸投げすることもある。この場合も解釈に失敗するだろう。

最近わたし個人で問題になっているのは、恒星から降りてくると月の軌道までしか降りられず、地上から上がると、恒星には届かないという、両方の寸足らず問題を、どう使い分けるかという話だ。QHHTでは、たくさんのスタッフがいて、わたしのボディには太もものところに、発信機がついていて、細かい情報をスタッフのいるセンターに送信していたが、このデータには物質的身体情報が含まれておらず、物質的身体についてはスタッフはそれを認識できない、彼らはそれを見ることも認識することもできないのだ。なぜなら彼らは恒星を故郷にしている宇宙連合で、月の衛星に住んでいるので、そもそも地球上の物質密度の領域に届かず、この物質領域を認識できない。

なので、身体に関してはわたしが工夫するとか考えなくてはならない。が、ここでお医者さんの話を聞いたりすると、お医者さんは、地球的知性に没入していて、意図とか、高次意識とは切り離されたところで、「偶然性」の中で知識を持っているので、そのとおりにすると、身体は、本体とうまく結びつきにくくなる。東洋医学系に行くと、東洋医学の中に眠っている人のアドバイスを聞くことになる。地上のどんな専門的な意見も真に受けず、自分本体とうまく結びつく身体を調整するというのは、なかなか難しいと思う。
それに時期ごとに、身体との接触度、接触のしかたが変化する。これも目的に応じて変化するのだが、QHHT以後、わたしは身体との結びつきが前よりも薄くなってしまった。スタッフとの関係が身近になると、身体と疎遠になり、身体と密接になると、スタッフとの関係が疎遠になる。これは8正義のカードと17星のカードの調整の問題。つまり8の数字の扱い方の調整だ。8はエネルギィを蓄積する。この時に太陽系内エネルギィの蓄積は8正義で、太陽系外のエネルギィの蓄積は17星だ。太陽系は物質で言うと、原子からの領域と考えてみる。太陽系外物質は、原子という構造を使わない。仮にいま、それを暗黒物質のWIMPみたいなものだと考えてみると、それは金星から引き出すことはできる。太陽系内において、パイプがあるからだ。吸い込みすぎると、地上においての適応に新しい工夫がたくさん必要になってくる。WIMPが覚えにくい時には金髪弱虫、みたいな言い方でもいい。

全惑星意識は、惑星意識を超越すると言ったのは、惑星の影響が無化されるのではなく、全惑星意識が降りるための梯子を惑星意識が作り始めて、つまり意味のない偶発的な印象が、全部、意図で結びつき、それを地上的に表現するために組み体操みたいなことをしているということになる。つまり全惑星意識が発達するほど、ホロスコープの読みは、完全な形になっていく。手法とか、知識によって、読みがそのまま発達することはない。どんなにいい部品も、組み立てがまずいと、どうしようもないしろものに化けるのだから。





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